今日は家を建てると、知り合いに家の事で聞かれるのですが、「平屋のほうが良かったんじゃない?」なんて聞かれることがあります。
これは、確かに建てる時に施工業者といろいろ打ち合わせしながらお話したことを、今日の話のテーマにしたいと思います。
ローコストで家を建てるなら、2階建て!
家を建てると、おそらく何も無ければ、死ぬまで共にする家です。
そう考えると、老後には2階はとても不便になってくるのでは?という考えも浮かびました。
しかし、予算の都合上、選択肢は2階建てしかありませんでした。
なぜ、平屋は高くなるかと言うと、床面積で考えると、2階建だと20坪で済んだ所、平屋だと40坪になります。そうすると基礎の面積と屋根の面積が2倍になるため坪単価が上ります。
基礎は、資材の中で費用が高くなるので、基礎が2分の1の2階建てが安くなるという考え方です。
平屋は都心部では不向き
都心で平屋を建てたいと思う方はいるかもしれませんが、平屋はそれなりに土地の広さが必要になってきて、固定資産税は建物より土地に対しての割合が大きために、税金も平屋のほうが高くなる可能性があります。
なので、都心部でローコスト住宅を建てる事を考えると、土地を広く購入するとコストアップになるので、選択肢は2階建てになりますね。
それと都心は、周りに高い建物が多く、平屋だと見下されてしまいます。
ハウスメーカーには、平屋の規格が少ない
家を建てるために、いろいろなハウスメーカーのパンフレットをもらったりすると思いますが、パンフレットには平屋のプランが少ないです。
ハウスメーカーは、大量生産によって資材のコストダウンを図っています。
そういうハウスメーカーで家を建てたいとなると、別注規格になってしまうので、割高になってしまうようです。
ローコストなら2階建てかな
以上の点が平屋がコストアップにつながる点でしたが、それでも平屋がいいと思う人もいると思います。
確かに平屋は、全ての部屋への動線がバリアフリーに出来て、2階への登り降りをしなくていいです。
もし平屋にするのなら、階段スペースを作らなくて済むので、コストダウンするならそこぐらいでしょうか?
家は今後何十年と住むところですので、後悔のないようにしたいですね。