さて家を建てよう!と考えた時に、建物代だけを頭に思い浮かべていませんか?
お恥ずかしい話ですが自分はそう思ってしまい、諸経費のことを全く考えていませんでした。
皆さんは大丈夫と思いますが、これから家を建てようと考えている人へ、家を建てる前の諸経費一覧を作って見たので、家を建てる前にぜひ読んで見てください。
着工前に必要な確認申請には10万円ぐらい必要!
建物が建築基準法やその地域の条例にあっているかを確認するために役所に確認申請を提出しなければいけません。これは義務ですので、申請書を提出せずに家を建てることはできません。
その地域の自治体や家の大きさにもよりますが、申請には10万円程度かかります。
この申請書は、施工業者がやってくれますので、特に自分で出す必要はないと思いますが、覚えておいてください。
工事中に施工業者さんへの差し入れや近隣の挨拶代の予算も考えておく
工事中にいろんな業者の重機や車が出入りしますが、近所に何かと迷惑をかけてしまいます。
工事を何事もなく終わらせるためには、着工前に近所に挨拶しておくと何かとスムーズに進みます。挨拶と一緒に菓子折りも持っていくと万が一何かあってもそんなにこじれることはないと思います。
それと、工事が始まると家を建ててくれる職人さんに差し入れ代も考えておきましょう。差し入れは職人さんが気持ちよく家を建てることができるかどうかと、工事の経過を確認したりできます。職人さんと仲良くなっておけば、中には細かい要望を聞いてくれる人もいるのでできるだけコミュニケーションをとるようにしましょう。
しかし、時には断る職人達もいるので、差し入れする前に確認しておくといいと思います。
地鎮祭代と棟上式代
家を建てる前にしておくことがあります。地鎮祭と棟上式があります。
地鎮祭は、工事を始める前に、その土地に住む神様を祝い鎮め、工事の無事を祈る儀式です。神主さんにお祓いをしてもらいます。初穂料として5万円ほど費用がかかり、その土地で行うものと、神社でするものとがあります。
棟上式は、棟上げ(むねあげ)といい、建物の骨組みが出来上がった時に行います。竣工後も家が無事であるようにと行う儀式で、神主さんへのお礼や、棟梁・職人さんへのご祝儀、食事代などで、約10万円ぐらいの予算を見ておくといいでしょう。
ただし、私個人ですが、地鎮祭はしましたが、棟上式はしませんでした。それでもいいみたいですので、あとは個人の気持ちの問題だと思うので、施工業者と話して、するかどうか決めるといいでしょう。
工事契約の印紙代
施工業者が決まると、業者さんと契約を結ばなくてはなりません。
工事請負契約書のことです。契約書には印紙税がかかり、契約金額にもよりますが、500万から1000万円以下の場合は5000円。1000万円から5000万円以下なら1万円印紙代が必要になります。
住宅ローンを使うなら火災保険料が必ず必要!
ほとんどの人が家を新築するために住宅ローンを使うと思います。住宅ローンを受けるには火災保険への加入が義務付けられています。
保険料は、建物の構造や地域、保険会社によっても違ってきますが、約20万から30万円が必要になります。それと、地震保険は任意にで入ることになり、単体では書けることができず、火災保険とセットで契約することになり、火災保険同様に、建物の構造や地域によって保険料が違ってきます。
新築一戸建ての諸経費は約50万円から60万円ぐらい
新築一戸建てを建てるにも50万から60万円の諸経費がかかってきます。
安くできる経費もありますが、だいたい大まかに考えて予算をキープしておいた方が、急な出費なんてことになりかねないので余裕を持った資金計画を立てた方がいいです。
建物代だけでなく、諸経費のことも考えておくと、住宅ローンで借りる時に、諸経費分も借りる必要があるのかそれとも、手持ちで諸経費は払っておくかと考えられるので、頭に入れておいた方があとあと困らなくて済みますよ!